Sprague-Dawleyラットを用いたモデル作成の確立を行なった.実験系の確立のためには1. 手技時間中の気道確保のための気管挿管手技 2. 開腹、上腸間膜動脈同定、Clump、閉腹などの外科手技 3. 手技終了後7日目までの安定した生存 これらをクリアする必要があり時間を要したが確立することができた. しかし実験系の次の段階である間葉系幹細胞の採取・培養の手技の確立に難渋し時間を要している.現段階で間葉系幹細胞投与の有効性を検証できる段階に至っておらず、手技のさらなる安定化が必要である。モデルの作成は安定しており、必要な手技の確立は済んでいるため、今後実験数を増やして検討を重ねていく.
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