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2020 年度 研究成果報告書

熱中症性脳症におけるHMGB1の関与と病態の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K16514
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

島崎 淳也  大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (40528767)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード熱中症
研究成果の概要

熱中症の中枢神経障害についてレジストリーデータ、基礎実験、多施設臨床研究から解明を試みた。①レジストリー研究結果:熱中症のタイプ、来院時意識レベル、血小板値が熱中症の神経学的予後不良に対する独立した予後予測因子であった。②基礎実験:ラット熱中症モデルにおいて髄液HMGB1が有意に高値であった。。また血清HMGB1よりも髄液HMGB1のほうが高値であった。③多施設臨床研究:血清HMGB1は神経学的予後を予測しなかった。

自由記述の分野

救急医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年熱中症患者が激増しており、特に高齢者の熱中症後の神経学的後遺症は社会的に大きな問題となっている。熱中症の中枢神経障害発症のメカニズムやリスク因子は従来明らかでなく、本研究でその一端を明らかにすることができた。本研究の結果は今後の熱中症の新たな検査や治療法開発の第一歩となりうる。

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公開日: 2022-01-27  

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