研究課題
先行研究ですでに肺、肝臓における組織中薬物濃度の解析を実施していたが、2018年度の解析より血中から臓器への移行性を反映させるために、別検体ではなく同一検体で血液、各臓器を速やかに採取し、LC-MSで測定を行う方法に変更した。さらに先行研究で検討していた、薬剤投与後5分後,15分後,30分後に加え、1分後、10分後も検討に追加した。現在、高気圧酸素治療使用群、非使用群でマイクロアレイ解析を行い、遺伝子解析を進めている。
3: やや遅れている
2018年度は先行研究と異なり、検体の採取を同一検体で血液と臓器を採取することに変更したこと、測定機器を新しく導入したLC-MSへと変更した。そのため、検体を採取し直す必要があったため、当初の予定よりやや遅れることとなった。
時系列で検討した血液組織薬物移行性も踏まえて高気圧酸素治療の効果を実証する。さらにマイクロアレイによる遺伝子解析を行い、薬物濃度の変化に関連する遺伝子を探る。