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2021 年度 研究成果報告書

革新的受容体合成技術を利用した新規核酸医薬品(アナフィラキシー予防薬)の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K16541
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関社会福祉法人恩賜財団済生会(済生会保健・医療・福祉総合研究所研究部門) (2021)
愛媛大学 (2018-2020)

研究代表者

鈴木 康之  社会福祉法人恩賜財団済生会(済生会保健・医療・福祉総合研究所研究部門), 済生会保健・医療・福祉総合研究所研究部門, 客員研究員 (10745144)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードアナフィラキシー / 周術期管理 / 麻酔 / 無細胞蛋白質合成 / 核酸医薬品
研究成果の概要

手術で使用される様々な物質は時に重篤なアレルギー反応を引き起こす。一般に重症アレルギー反応は、原因物質が特異的IgE抗体を介して肥満細胞を刺激し、ヒスタミンなどの物質を放出して起こる。近年この経路ではなくMas関連G蛋白共役型受容体X2(MRGPRX2)を直接刺激してアレルギー反応が起こる経路が発見され。しかし、この経路を特異的に阻害する薬剤は見つかっていなかった。そこで、我々は有する無細胞蛋白質合成系で合成したMRGPRX2を鋳型として、核酸医薬品アプタマーを開発して、同物質が培養された肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑制することを示した。本発見は、新たなアレルギー治療薬のシードとなり得る。

自由記述の分野

周術期管理

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で得られた核酸医薬品は、これまでのアレルギー治療薬と全く違う作用機序でアレルギー反応を抑える薬に結びつく重要なシードである。また、このシードを作成するに際に、培養細胞に合成させた蛋白質では無く、無細胞蛋白質合成系で合成した蛋白質を鋳型とした点が新しく、今後様々な核酸医薬品を容易に発見することが可能になってくるかもしれない。

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公開日: 2023-01-30  

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