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2023 年度 実績報告書

他施設レジストリに基づく院内救急体制の質改善と早期警告スコアの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K16548
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

内藤 貴基  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (30814628)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード院内急変 / Rapid Response System / 機械学習 / 早期警告スコア
研究実績の概要

院内急変予測モデルはさまざまな状況で活用されるが、2021年までの本研究で著明に低いrapid response system(RRS)の起動率が明らかになり、我が国の院内救急体制の脆弱性が明らかになった。その解決策として早期警告スコアの導入によるtrack and trrigerシステムの構築に期待されているが、我が国での有用性についてはエビデンスは限定的であった。2021年の本研究の成果として、我が国でも早期警告スコア(national early warning score: NEWS)が院内の患者リスクの層別化に有用であることが示された。
しかし、RRSの起動数が増え、病状変化をきたす患者への早期介入が進むと、その分対応チームへの負担が増加する。その対策として診療看護師など医師以外の職種での対応が増加が想定されるが、その際の対応が十分であるか評価することは困難であった。そこで、RRS起動後の急変リスク予測モデルを機械学習を用いて作成をした。
2022年2月に倫理委員会に承認を得て、モデルの作成を行い、従来用いられているNational Early Warning Scoreよりも高い精度を示した(AUC 0.696 vs 0.798)。
本研究結果は2023年にEuropean Society of Intensive Care Medicineの36th Annual Congress(ミラノ)で発表された。同内容は現在論文投稿中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2023

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Rapid Response System起動後の短期予後を予測する機械学習モデルの開発2024

    • 著者名/発表者名
      内藤貴基, 藤谷茂樹
    • 学会等名
      第51回日本集中治療医学会学術集会
  • [学会発表] A machine learning model for predicting short-term outcomes after rapid response system activation2023

    • 著者名/発表者名
      Naito T, M. Li, Fujitani S
    • 学会等名
      36th ESICM Annual Congress
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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