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2020 年度 研究成果報告書

Neutrophil extracellular trapsの脳血管障害への影響

研究課題

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研究課題/領域番号 18K16562
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関徳島大学

研究代表者

高麗 雅章  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 徳島大学専門研究員 (60794013)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードNETs / 脳血管障害 / PAD4 / 炎症性変化 / 脳動脈瘤
研究成果の概要

くも膜下出血や脳梗塞などの脳卒中は、寝たきり原因の国内一位である。白血球はエラスターゼやミエロペルオキシダーゼなどの殺菌性蛋白分解酵により細菌を死滅する。Peptidylarginine Deiminase(PAD4)により核内ヒストンがシトルリン化されたNeutrophil extracellular traps (NETs)は血栓形成や動脈硬化に関与する。本研究では脳動脈瘤破裂モデルの脳血管におけるNETsの役割を示し、PAD4 抑制あるいはdeoxyribonucleaseによる形成後のNETs分解が脳動脈瘤破裂抑制に寄与することを明らかにし、治療標的としてのNETsの有用性を示した。

自由記述の分野

脳血管障害

研究成果の学術的意義や社会的意義

くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤破裂などの脳血管障害の成因には不明の点が多いが、重篤な予後を呈する場合もあり、本人のみならず社会的な損失も大きい。今回、脳動脈瘤破裂など重篤な脳血管障害とNETs発現との関連性を調べ、NETs形成を活性化するメカニズムやNETs制御による脳血管障害への影響を明らかにできれば、NETs発現を指標として発症予防だけでなく、治療標的としての創薬の可能性もあるため、高齢化社会での社会的意義は高いと考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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