PCNSLにおいてNF-kB pathwayが腫瘍において恒常的に活性化し,なかでもcanonical pathwayに依存している結果を得た上でそのサブドメインであるp65のリン酸化状態の発現が核内移行し標的遺伝子を活性化させることを明らかにした。集積した症例についてNF-kB pathwayの恒常的活性化及びリン酸化p65の発現がPCNSLの予後を規定していないことが示された。一方で、壊死や腫瘍境界部分での活性は腫瘍の浸潤性と関与しておりより詳細な発現評価が臨床においてもインパクトを示すことが示された。
|