研究課題
若手研究
24例の動作特異的局所ジストニアに対して、ARSG遺伝子変異を含むジストニア関連遺伝子の解析を行った。2例にARSG遺伝子変異を認め、1例にDYT-6ジストニアに関与するTHAP1遺伝子変異を認めた。また口ジストニアでは、ドーパミン受容体遺伝子変異を認めた。動作特異的局所ジストニアは、遺伝性全身性ジストニアの初発症状であることがある。ARSG遺伝子やそのほかのジストニア関連遺伝子を広く調べることで、疾患の予後予測や治療方針に役立てることができる。
脳神経外科
動作特異的局所ジストニアでは、アリルサルファターゼG遺伝子変異を持つ頻度は低く、その他の遺伝子変異が関与している可能性がある。また、遺伝性全身性ジストニアの初発症状として、動作特異的局所ジストニアが出現することがある。幅広いジストニア関連遺伝子を検索することは、疾患の予後予測や治療方針の検討に有用である。