今回チタン繊維の長さと直径の比を定義したアスペクト比(Aspect Ratio:AR)を調節することにより表面積,多孔率,引張率の高い改良型のTitanium fiber plate(TFP)AR500を開発した。 In vitroでは、改良型(TFP)は従来型TFPよりも有意に細胞増殖能が高かった。In vivoのCT評価では、改良群ではコントロール群よりも術後12週の骨体積が大きかった。また, 組織標本の検討では、改良群は従来群よりもTFP周囲の再生組織の接着率が高かった。改良型TFPは従来型TFPよりも骨伝導能に優れており、臨床応用が期待できる。
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