申請者のグループは日本中の側弯症施設との共同研究で、約3000人のAIS被験者のサンプルを収集し、解析を行ってきた。しかし、進行の解明のためにはより多くの被験者サンプルの収集が必要である。Japanese Scoliosis Clinical Research Group(JSCRG)の協力もあり、その後もサンプル収集を継続し、2017年9月現在では約6100までサンプル数を増やしている。今後、これらの収集したサンプルを用いて、再度GWASを行う予定である。本研究の目的は、GWASから得られたデータを用いて進行に関係する疾患感受性遺伝子を同定、解析し、AISの分子機構を解明することである。将来的に、個人に対応した治療や新しい治療方を確立するとともに、臨床の現場へ還元することである。上記研究目的に沿い、CaseとControl群で相関解析を行った。解析に必要な解析機器を購入した。しかし、人事異動に伴い申請者の研究継続が困難となった。
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