慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群の患者14例の前立腺組織を採取し、軽症4例、中等症7例、重症3例に分類した。それぞれの症例をコントロール群、エビプロスタット投与群、タダラフィル投与群に分けて薬剤添加した後にRNAを抽出し、パラフィンブロックを作成した。継代したオルガノイドは5例にコンタミを認めたため、RNAシークエンスは11例で施行した。その結果、軽症、中等症、重症のそれぞれ3群で、IL-6とMAOAとSTAG2とCalbindin28Kが有意な変動を認めた。そのため、慢性前立腺炎/慢性骨盤症候群の患者100例の免疫染色を行い、それぞれが有意に重症患者での発現に変動を認めることを明らかにした。
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