ヒト RCC 細胞株である ACHNと比較しスニチニブ耐性モデル(SR-ACHN)において、リソソーム関連膜タンパク2(LAMP-2)の3つのスプライスバリアントであるLMP-2A、2B、2Cの全てにおいて、その発現が上昇していることが確認された。しかし、強制発現株における細胞毒性試験では、LAMP-2Aと2Bの強制発現株がACHNと比較してスニチニブに対して有意に高い耐性を示すことが確認された。以上のことから、LAMP-2AおよびLAMP-2BはRCCのスニチニブ耐性に関与していることが示された。
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