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2019 年度 実施状況報告書

子宮内膜症を合併した不妊症におけるNK細胞機能分担と機能発現の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K16752
研究機関弘前大学

研究代表者

山谷 文乃  弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (50623766)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード子宮内膜症 / NK細胞 / 不妊症 / サイトカイン
研究実績の概要

本研究の目的は、子宮内膜症による不妊症におけるNK細胞の機能(活性性レセプターNCR、サイトカイン産生)との関連を明らかにし、不妊症を合併した子宮内膜症の病態を解明することである。
研究方法としては、体外受精を行っている患者を対象としている。①子宮内膜症の手術を行った不妊症患者、②子宮内膜症を有しながら不妊治療を行っている不妊症患者、③子宮内膜症のない不妊症患者より、子宮内膜を採取し、NK細胞のNK細胞のNCR発現・サイトカイン産生の違いを検討する。
昨年度までは子宮内膜症の手術を行った不妊症患者、子宮内膜症を有しながら不妊治療を行っている不妊症患者、子宮内膜症のない不妊症患者のピックアップを行い、アメリカ生殖免疫学会でそれぞれの患者の不妊治療周期での子宮内膜のNK細胞のNCR発現について検討し、子宮内膜ではNK細胞のNCR発現に有意差がないことを発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

検体数が十分に確保できず、思うように比較検討が行えていないため。

今後の研究の推進方策

臨床上で積極的に子宮内膜・末梢血採血を行えるよう不妊治療を行っている患者に協力をあおぐ。また、検体数を増やすため、他院でも協力してもらえるよう相談する。これまでに明らかにされている子宮内膜・末梢血で得られる子宮内膜症や着床不全、不育症に関するデータを患者に提供し、その結果について無償で検査することを説明し、検体を提供してもらえるようにする。

次年度使用額が生じた理由

検体数が思うように集まらず研究が進まなかったため、研究費の執行を見送ったため残額が生じた。実験用品の購入、学会発表、論文投稿に必要な経費を補填する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Relationship between NCR expression on NK cells and natural pregnancies after surgical treatment for severe endometriosis2019

    • 著者名/発表者名
      Yamaya A, Fukui A, Taima A, Yokota M, Fukuhara R, Yokoyama Y
    • 学会等名
      14th Congress of the International Society for Immunology of Reproduction
    • 国際学会

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公開日: 2021-01-27  

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