• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

超高感度次世代シーケンサーを用いた婦人科癌リキッドバイオプシーの網羅的遺伝子解析

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K16776
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

岩橋 尚幸  和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (50750907)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワードリキッドバイオプシー / 婦人科癌
研究成果の概要

本研究では分子バーコード法とエラー抑制法を併用する超高感度次世代シークエンシング法であるcancer personalized profiling by deep sequencing (CAPP-seq)を用い、婦人科liquid biopsyの有用性について検討した。50例の婦人科癌の血漿検体での検討を行った結果、49例(98%)で何らかの遺伝子変異が検出され、多いものとしてはTP53が38%、APCが22%、KRASが22%、EGFRが14%であった。今後の婦人科癌における個別化治療戦略において、liquid biopsyによる腫瘍遺伝子プロファイリングが有用だと考えられる。

自由記述の分野

産婦人科学関連

研究成果の学術的意義や社会的意義

進行婦人科癌の長期予後は不良であり、今後の婦人科癌の治療戦略として、患者個々の遺伝子変異プロファイルに合わせた適切な抗癌剤・分子標的薬の選択が予後の改善に重要となる。 Liquid Biopsyにより新たな標的遺伝子を同定し、婦人科悪性腫瘍における治療標的遺伝子のメカニズムを解明することにより、既存の抗癌剤や分子標的薬の感受性も含めた新たな治療戦略の検討や、 新規分子標的薬の開発へと発展させることができ、本研究は新規Precision medicine治療の推進のために意義の大きな研究と考えられる。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi