本研究では分子バーコード法とエラー抑制法を併用する超高感度次世代シークエンシング法であるcancer personalized profiling by deep sequencing (CAPP-seq)を用い、婦人科liquid biopsyの有用性について検討した。50例の婦人科癌の血漿検体での検討を行った結果、49例(98%)で何らかの遺伝子変異が検出され、多いものとしてはTP53が38%、APCが22%、KRASが22%、EGFRが14%であった。今後の婦人科癌における個別化治療戦略において、liquid biopsyによる腫瘍遺伝子プロファイリングが有用だと考えられる。
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