プロラクチン産生GH3細胞に存在するキスペプチン受容体(Kiss1R)はキスペプチンに反応せず、Kiss1Rを細胞に過剰発現させた場合あるいはE2(エストラジオール)存在下で培養した場合にキスペプチンはプロラクチンの転写活性を増加させた。キスペプチンはプロラクチン産生因子の一つである。GH3細胞はE2により Kiss1R発現が増加し、E2レベルが制御に関与すると思われた。 下垂体ゴナドトロピン産生LbetaT2細胞内のKiss-1およびKiss1R発現は抗ミュラー菅ホルモン(AMH)により減少した。AMHはキスペプチン刺激によるゴナドトロピン発現を抑制的に制御している可能性がある。
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