• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 実施状況報告書

子宮内膜症オルガノイドの構築と臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 18K16817
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

川畑 絢子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (90594573)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード卵巣明細胞癌 / 子宮内膜症 / オルガノイド
研究実績の概要

1. 子宮内膜症および卵巣癌検体を用いたRNAシークエンスによる網羅的遺伝子発現解析
東京慈恵会医科大学附属病院で外科的に切除され,インフォームドコンセントを得て収集した子宮内膜症50例,卵巣明細胞癌50例,その他の上皮性卵巣癌50例の腫瘍組織を解析対象とする。 腫瘍組織よりRNAを抽出し,Illumina® TruSeq® Stranded Total RNA Sample Preparation Guideにてライブラリーを作製,Illumina® HiSeqでシークエンスを行う. 子宮内膜症10例,明細胞癌12例,その他の上皮性卵巣癌13例のRNAシークエンスが終了した。
2. 子宮内膜症オルガノイドの構築
東京慈恵会医科大学附属病院で外科的に切除され,インフォームドコンセントを得て収集した子宮内膜症組織を用いる。組織から上皮細胞を分離してマトリゲルに包埋し,ニッチ因子を含む培地を添加する.卵巣癌オルガノイドの構築の実験手技は確立されたが,子宮内膜症オルガノイドは培養継続が困難である。
3.遺伝子改変オルガノイドの作製
子宮内膜症オルガノイドを用いて,エレクトロポレーションによりsgRNAおよびCas9 RNAを導入し,目的の遺伝子を様々な組み合わせでノックアウトまたは変異ノックインする。子宮内膜症オルガノイドが構築されていないので,卵巣癌オルガノイドで試みる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

子宮内膜症および卵巣癌検体を用いたRNAシークエンスによる網羅的遺伝子発現解析は順調に進行しているが,子宮内膜症オルガノイドの構築に難渋している。

今後の研究の推進方策

1. 子宮内膜症および卵巣癌検体を用いたRNAシークエンスによる網羅的遺伝子発現解析
子宮内膜症10例,明細胞癌12例,その他の上皮性卵巣癌13例のRNAシークエンスの結果を踏まえ,腫瘍組織の免疫組織化学染色を追加する。
2. 子宮内膜症オルガノイドの構築
継続する。

次年度使用額が生じた理由

子宮内膜症オルガノイドの構築が遅れているためと考える。引き続き目標の研究計画を遂行する.

URL: 

公開日: 2019-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi