研究実績の概要 |
感音難聴の原因となる内耳障害についての検討を行った。 内耳障害についてリン脂質代謝酵素であるDGKについての解析を行った。内耳細胞におけるDGKの局在および音響暴露によるその発現および局在について解析を行った。その内容を「Shinkawa C, Ito T, Hozumi Y, Chiba M, Matsui H, Goto K, Kakehata S: Expression and localization of diacylglycerol kinaseζin guinea pig cochlea and its functional implication under noise exposure stress conditions. Histochemistry and Cell Biology. 2019 Apr; 151: 461-474」として報告を行った。 また、感音難聴であるAlport症候群に対する臨床研究を行った。Alport症候群症例における経時的な難聴進行について解析を行った。比較的低年齢から難聴が発症し、難聴の進行が比較的早い時期に認めることがあることなどを示した。その内容を「松井祐興, 伊藤吏, 窪田俊憲, 新川智佳子, 千葉寛之, 米澤裕美, 欠畑誠治:長期経過観察を行ったAlport症候群例. Audiology Japan. 2019; 62(4): 299-306」として報告を行った。
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