スギ花粉症発症者と感作未発症者を選別し、PBMCsを分離した。スギ花粉抗原で刺激し培養、抗原刺激で分裂した細胞を単離した。両群のスギ特異的CD4 T細胞に対してRNA-seqを行い、機能や性質の差異となりうる候補遺伝子を探索した。 感作未発症と発症者では遺伝子発現のパターンに一定の差があった。発症者で亢進していた遺伝子、859遺伝子に対してGene Ontology解析を行った。免疫反応の活性化に関わる遺伝子群の関与を認めた。GO解析で免疫反応に関わるとして抽出された遺伝子に対してreal-time PCRを行った。発症者のスギ特異的CD4T細胞に発現亢進している遺伝子を特定した。
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