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2021 年度 研究成果報告書

側頭骨癌におけるインフラマゾーム関連分子の網羅的解析による炎症性発癌機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K16895
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

小宗 徳孝  九州大学, 大学病院, 助教 (80529884)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード側頭骨 / 扁平上皮癌 / 炎症性発癌
研究成果の概要

側頭骨扁平上皮癌において、インフラマゾーム関連遺伝子の中のNLRP3の発現は、癌のステージが進行すると上昇する傾向にあることがわかった。特に、リンパ節転移症例では、リンパ節転移のない症例と比較して有意にNLRP3発現が上昇していることがわかった。また、NLRP3発現とEMT関連遺伝子との相関も示唆された。さらに、低栄養状態でのNLRP3の発現上昇が側頭骨扁平上皮癌細胞株で認められることから、NLRP3が何らかのパスウェイを活性化させることで、転移能の亢進に関与している可能性が考えられた。

自由記述の分野

頭蓋底外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

側頭骨悪性腫瘍の頻度は100万人に6人未満、頭頸部腫瘍の0.2%未満と報告されており、扁平上皮癌が主な組織型である。本研究では、側頭骨原発扁平上皮癌に着目し研究を行った。口腔・咽頭等の他の頭頸部扁平上皮癌はGenomic landscapeが発表され分子生物学的解析が進んでいるが、側頭骨原発扁平上皮癌の分子生物学的解析の報告は少ない。そのため、分子生物学的エビデンスの構築という面で、本研究の研究成果には学術的意義はあると考えられる。

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公開日: 2023-01-30  

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