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2020 年度 研究成果報告書

薬剤耐性頭頸部扁平上皮癌における放射線耐性の検討と新規治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K16900
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

波多野 芳美  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (90792672)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード頭頸部扁平上皮癌 / 薬剤耐性 / 腫瘍溶解ウイルス療法
研究成果の概要

悪性腫瘍が再発する機序の一つとして、化学療法の繰り返しにより、抗癌剤に耐性な腫瘍細胞が残存し、増殖して再発腫瘍を形成すると考えられている。薬剤耐性獲得の機構を検討することにより、再発腫瘍を対象とした新規治療法の開発が可能となると考えられる。また、腫瘍溶解ウイルスは従来の化学療法と異なる機序で抗腫瘍効果を示すため、新規治療薬の選択肢となる可能性が考えられる。本研究ではシスプラチン、5-FU耐性株を作成し、その機序と腫瘍溶解ウイルスHF10の抗腫瘍効果を示した。

自由記述の分野

耳鼻咽喉・頭頚部外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では再発腫瘍が薬剤耐性を獲得する機序の解明と、再発腫瘍の新規治療薬の開発を目的とした。腫瘍溶解ウイルス療法が新規治療の候補として考えられたため、薬剤耐性株を作成し、薬剤耐性株への腫瘍溶解ウイルスの抗腫瘍効果につき検討した。薬剤耐性株は親株と比べて腫瘍造性能が強くなっていたが、腫瘍溶解ウイルスHF10は抗腫瘍効果を示した。以上の結果から、薬剤耐性となった腫瘍にも腫瘍溶解ウイルス療法が有力な治療候補として挙げられる可能性が示唆された。

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公開日: 2022-01-27  

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