研究課題/領域番号 |
18K16925
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
村岡 勇貴 京都大学, 医学研究科, 助教 (00739089)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 網膜血管 / 黄斑部 / 生体 / OCTA |
研究実績の概要 |
ヒト生体の黄斑部における網膜血管網の立体的な構築を把握するため、縦分解能が3µmであるoptical cohenrence tomography angiographyを用いて対象を撮像した。単一の網膜血管叢を単離するために、新たなsegmentationのアルゴリズムを作成し、ヒト網膜における4層の網膜血管網の形態的特徴を示し、下記の論文で発表した。Segmentation of the Four-Layered Retinal Vasculature Using High-Resolution Optical Coherence Tomography Angiography Reveals the Microcirculation Unit. Invest Ophthalmol Vis Sci. 2018 Dec 3;59(15):5847-5853.また、日本眼科学会などにおいて成果を公表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
上記に示すように、いままで生体で捉えることが困難であったヒト網膜の4層網の構築と網膜循環動態の特徴を示すことができた。しかし、正常眼を主体とした検討であり、疾患眼での検討が中途である。
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今後の研究の推進方策 |
糖尿病網膜症や網膜静脈分枝閉塞症などの代表的な網膜循環疾患を中心として、疾患眼における網膜循環動態の病的変化を検討していく。また、動物に対して撮像可能な前眼部レンズを開発し、動物モデルにおける検討を追加してく。
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次年度使用額が生じた理由 |
予定学会への参加を一部見合わせたため、旅費、人件費が所定の金額に届かなかったため。
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