• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実施状況報告書

中心性漿液性脈絡網膜症における漿液性網膜剥離の病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K16927
研究機関神戸大学

研究代表者

三木 明子  神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (10726988)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード細胞接着
研究実績の概要

ATCCで購入したARPE19細胞を継代して下記研究を行った。
ARPE19細胞のタイトジャンクション機能を把握するために、confluentになるまで培養し、さらにconfluentになってから1週間、2週間、3週間、4週間の時点でTERを測定した。
過去の報告と同様にconfluentになってから2週間までTERは増加し、その後平坦となった。タイトジャンクション機能には最低2週間が必要と考えられたため、同様にARPE19細胞を培養し、免疫染色を行なった。染色マーカーとしては、タイトジャンクション及びアドヘレンスジャンクション機能を示すZO-1及び、E-cadherin、N-cadherinを用いた。細胞がconfluentになってから、次第にZO-1の染色は強くなり、N-cadherinも同様であった。上皮細胞のアドヘレンスジャンクションのマーカーであるE-cadherinは染色されなかった。次に、上皮細胞における細胞接着と関連があると報告されているYAPを染色したところ、confluentになってから3週間及び4週間の時点では、細胞同士の接着が強固となっているためか、染色自体がうまくいかなかった。そのため、培養条件の変更を行なった。
具体的には、細胞濃度が薄い群、濃い群にわけ、1週間以内で上記マーカーについて検討した。
ZO-1及びNcadherinは同様に時間の経過とともに染色は強くなった。また、上記条件では染色されなかったYAPは今回の条件でさらに染色条件を変更することにより染色の確率が上昇した。現在YAPの変動を見るための検討を行なっているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

コロナのため研究者自体、及び研究自体の中止が求められたため。

今後の研究の推進方策

今後は染色条件を検討し、ウェスタンブロットでの解析を進める予定である。

次年度使用額が生じた理由

研究自体の遅延のため

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi