• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

PRPH2変異により発症するStargardt病の発症機序の解明と治療法の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K16936
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

新井 英介  順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (60568210)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワードPRPH2 / A2E / Stargardt disease / ABCA4 / RDH12 / ER stress
研究成果の概要

Prph2Rd2/wt(ヘテロ)マウス、Prph2Rd2/Rd2(ホモ)マウス、Abac4-/-マウス、WTマウスの生後3週、4ヶ月、8ヶ月を比較した。
ヘテロはホモに比べ、外顆粒層の菲薄化の程度が緩徐で網膜変性の進行が遅い事がわかった。Abac4-/-マウスと同様にヘテロマウスにおいても網膜変性の原因となるA2Eやリポフスチンの蓄積を確認出来た。ヘテロマウスにおいてABCA4とRDH12の発現が低下しており、それがA2Eやリポフスチンの蓄積の原因となっている可能性が、また、RDH12の発現低下の原因としては小胞体ストレス応答が関与している可能性が示唆された。

自由記述の分野

網膜変性疾患

研究成果の学術的意義や社会的意義

Stargardt病は、構造タンパク質であるPRPH2の変異によっても発症する事がわかっているが発症機序は不明である。モデルマウスによってPRPH2変異によって発症するStargardt病もABCA4の変異のStargardt病と同様にA2Eやリポフスチンの蓄積していた。また、ABCA4とRDH12の機能異常がA2Eやリポフスチンの蓄積させる原因となっており、RDH12の機能異常には小胞体ストレス応答が関与している可能性が示唆された。
本研究によってPRPH2変異によるStargardt病の病態解明と治療法の開発につながり、学術的かつ社会的に意義が高いものであると考えられる。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi