加齢黄斑変性の中で最も日本人に多いタイプであるポリープ状脈絡膜血管症(PCV)66症例を対象にした。PCVをさらに Type 1とType 2に分類し、造影剤を用いないで血管構造がわかるOCTアンジオグラフィー(OCTA)を用いて、異常血管網(BVN)の位置を決定。PCVに関連する遺伝子 ARMS2(rs10490924)とCFH(rs800292)遺伝子多型を決定し、疾患のない群277名と比較した。OCTAにおけるBVNの位置は、Type1PCVとType2PCVで有意に異なった。ARMS2遺伝子多型とBVNの位置でも有意に関連がみられた(p=0.042)。
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