• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

エピゲノム制御による糖尿病眼合併症に対する新たな治療戦略基盤の確立

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K16951
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関福井大学 (2018, 2021)
東京歯科大学 (2019-2020)

研究代表者

松村 健大  福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (40529369)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード糖尿病眼合併症 / エピジェネティック / 糖尿病角膜症
研究成果の概要

糖尿病の病態には遺伝子だけでなく、環境による遺伝子以外の要素、すなわちエピジェネティクスが関与している。これまでに我々は、エピゲノム制御薬が糖尿病眼合併症のひとつである白内障を改善させることを見いだした。この成果は、糖尿病合併症である眼組織環境の変化に伴うエピジェネティックな異常が薬剤により是正され得ることを示している。本研究では、糖尿病角膜症の動物モデルを用いて、水晶体以外の眼組織におけるエピジェネティクスの関連を検討した。その結果、ガラクトース投与高血糖誘導ラットにおいて、ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬が角膜創傷治癒を改善させる可能性が示唆された。

自由記述の分野

眼科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

増加を辿る糖尿病患者に伴い、合併症に対する治療のニーズも高まり続けている。糖尿病眼合併症である糖尿病網膜症や糖尿病黄斑浮腫、糖尿病白内障、糖尿病角膜症といった疾患において、本研究成果により、それらの病態におけるエピジェネティックなメカニズムを解明することで、これまでにない新たなアプローチから治療に繋がる戦略を提唱できると考えられる。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi