研究実績の概要 |
2022年度の当科での下直筋後転術を施行した患者は15名で、現在これらの術後結果データを解析中である。 これまでの研究実績としては、2018年の4月に第122回日本眼科学会総会で、上斜筋麻痺に対する僚眼下直筋後転術が上下偏位に与える効果の検討につき、一般口 演で発表し、同内容を日本眼科学会に論文投稿した(日本眼科学会雑誌123巻1号 Page45-50(2019.01))。また、両眼の下直筋鼻側移動術に下斜筋切除術を併用した大角度の後天性滑車神経麻痺2例についての研究を行った。一般口演として第124回日本眼科学会総会(4月27日~5月10日Web開催)で発表し、同内容について、American Journal of Ophthalmology Case Reports に投稿し、掲載された。(American Journal of Ophthalmology Case Reports Volume 21,March 2021, 101011) さらに、回旋偏位や上下偏位を認める症例に対し下斜筋前方鼻側移動術を行った5例につき、国内で初めて2022年6月の第78回日本弱視斜視学会総会で口頭発表し、同内容につき臨床眼科紀要に論文投稿し掲載された(眼臨紀 16巻2号 Page110-116, 2023)。 また、最終年度の2023年には両眼に下斜筋前方鼻側移動術を行った1例につき、国内外で初めて2023年6月の第79回日本弱視斜視学会総会で口頭発表し、同内容につき臨床眼科紀要に論文投稿し掲載された(眼臨紀 17巻2号 Page159-163, 2024)。
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