加齢黄斑変性(AMD)とパキコロイド新生血管(PNV)はいずれも脈絡膜新生血管(CNV)を呈する。本研究では、教師無し機械学習(K-means法)によ りCNVが機械的に2群に分類され、片群はPNVを表していることを示した。PNVはCNVの47%を占める可能性がある。 また、PNVの発症母体となる中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)に関してゲノムワイド関連解析を実施し、新規疾患感受性遺伝子を新たに2 つ特定した。そのうちの一つであるTNFRSF10Aは過去にAMDの疾患感受性遺伝子として特定されていた遺伝子であり、当該遺伝子はAMDよりもCSCとの関連が強かっ た。
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