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2019 年度 研究成果報告書

ヒト角膜移植後のドナー抗原感作時期の判定とその機序解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K16969
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関明治国際医療大学

研究代表者

三好 淳一朗  明治国際医療大学, 医学教育研究センター, 客員研究員 (60811057)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード移植免疫 / 角膜移植 / 培養角膜内皮細胞移植 / 再生医療
研究成果の概要

新しい再生医療である培養ヒト角膜内皮細胞(cHCEC)の前房内注入療法は拒絶応答が見られず良好な成績をあげている。マウス角膜内皮細胞移植モデルではアロ抗原感作が生じないとの先行知見を踏まえ、患者へのcHCEC移植での免疫感作について検討した。cHCEC移植患者の移植前と移植2週後の末梢リンパ球(PBMC)を採取し、IFN-γ-ELISpotアッセイを用いてアロ応答の評価を行った。結果、アロcHCECに対する応答に有意差が見られずアロ免疫原性が低いことがわかった。また、cHCEC移植患者においてIFN-γを産生する免疫感作は生じておらず、cHCEC移植ではアロ抗原感作が生じないと結論付けた。

自由記述の分野

移植免疫

研究成果の学術的意義や社会的意義

新しい再生医療である培養ヒト角膜内皮細胞(cHCEC)の前房内注入療法は拒絶応答が見られず良好な成績をあげている。マウス角膜内皮細胞移植モデルではアロ抗原感作が生じないだけでなく、免疫寛容が誘導される。今回、実際の人において、ドナーアロ抗原に対する免疫応答が増強していない結論を得た。すなわち、免疫抑制剤を用いずに拒絶反応が誘導されない移植が成立していると考えられた。本方法を他の移植へ応用出来れば、臓器移植分野における飛躍的な未来医療が実現する。

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公開日: 2021-02-19  

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