研究課題
野生型マウスを用いて申請者が過去に報告したマウスアキレス腱縫合モデルにヒト脂肪由来幹細胞を移植、機能解析をするとともに、6週目のサンプルをホルマリン固定、パラフィン包埋切片とした。これから、ヘマトキシリン・エオジン染色切片、マッソントリクローム切片を作製し、取り込んだ画像データを ImageJ を用いて、異所性軟骨形成等の定量的画像解析を行った。また、通常の組織採取法に加え、Lazer capture microdissection method により組織を切り出し、RNA抽出 → cDNA 作製 → RT-qPCR による腱再生及び炎症に関連する遺伝子発現解析を施行した。本研究では、野生型マウスに対するヒト脂肪由来幹細胞移植の系を用いた異種移植の実験系であったが、腫脹・局所炎症の軽減、腱縫合部・筋腱移行部・踵骨停止部における異所性軟骨形成の低下、腱組織再生の促進を示唆する結果が得られた。
すべて 2022 2021
すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)