2021 年度研究成果報告書

毛包由来間葉系細胞の混合移植による毛髪再生

研究課題

研究課題/領域番号	18K16979
研究種目	若手研究
配分区分	基金
審査区分	小区分56070:形成外科学関連
研究機関	東京大学
研究代表者	金山幸司東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
研究期間 (年度)	2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード	毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 毛根鞘細胞 / 再生医療 / 細胞移植
研究成果の概要	ヒトまたはマウス由来の毛乳頭細胞と真皮毛根鞘細胞を混合し、それぞれ３種類（細胞懸濁液・細胞シート・細胞凝集塊）の移植形態（コンストラクト）を作製した。各コンストラクトの特性を遺伝子発現解析や動物実験などにより比較したところ、移植細胞のコンストラクトを細胞シートや細胞凝集塊に調製することで毛包誘導能が増強することを確認できた。
自由記述の分野	形成外科学
研究成果の学術的意義や社会的意義	細胞を利用した毛髪再生治療の確立のためには、細胞の移植法の最適化が必須である。本研究において、従来の方法である細胞懸濁液よりも毛包誘導能の観点から細胞シートや細胞凝集塊に加工した後に移植する方法が有効であることが示唆された。