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2023 年度 研究成果報告書

生体親和性マテリアルを用いた、糖尿病性潰瘍の新規治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K16991
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

佐藤 秀吉  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (70528968)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード組織工学 / 形成外科 / 難治性潰瘍
研究成果の概要

生体親和性マテリアル(Extracellular matrix: ECM + Poly(ester-urethane) Ureas: PEUU) をラット大腿に移植し、組織学的な評価、RNA発現量の評価などを行なった。NGF、NGFr、MbpなどのRNA発現量については、優位差は認められなかったが、組織学的評価においてはGFAP(Glial fibrillary acidic protein)陽性領域が優位に実験群で高く、またマテリアル内に伸長する神経繊維を確認した。マテリアル内においては優位な筋組織を中心とした組織再生も認められ、難治性潰瘍における新規治療法開発の一助となり得ると考えられた。

自由記述の分野

形成外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢化社会が進むに従い、糖尿病の治療も長期化し、それに伴う合併症の増加も今後見込まれている。中でも足を中心とした、糖尿病性足潰瘍については難治性で、患者本人の苦痛や医療資源の増大につながる合併症であり、有効な治療法の開発が望まれる分野である。本研究に使用した、生体親和性のマテリアルは組織再生を誘導させ、皮膚潰瘍などの治癒を促進させうる可能性が示唆された。臨床応用され、組織再生能力が確認されれば、前述の医療資源の削減にもつながり、社会貢献の一助を担う可能性があると考えている。

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公開日: 2025-01-30  

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