生体親和性マテリアル(Extracellular matrix: ECM + Poly(ester-urethane) Ureas: PEUU) をラット大腿に移植し、組織学的な評価、RNA発現量の評価などを行なった。NGF、NGFr、MbpなどのRNA発現量については、優位差は認められなかったが、組織学的評価においてはGFAP(Glial fibrillary acidic protein)陽性領域が優位に実験群で高く、またマテリアル内に伸長する神経繊維を確認した。マテリアル内においては優位な筋組織を中心とした組織再生も認められ、難治性潰瘍における新規治療法開発の一助となり得ると考えられた。
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