今後の研究の推進方策 |
今後の研究として、①舌を支配する三叉神経節細胞にNFkBおよびMAPkのファミリーであるリン酸化ERK,リン酸化p38およびリン酸化JNKの発現亢進があるかどうかを明らかにする。②CFA歯髄投与後の舌の機械的および熱刺激に対する逃避行動の三叉神経節内TLR4 inhibitor,NF-kB inhibitor,pERK inhibitor投与の影響を解析する。③CFA歯髄投与後の各種inhibitor投与におけるTRPA1受容体およびリン酸化TRPA1受容体発現解析を行う。④舌を支配する三叉神経節細胞に発現したNFkBおよびMAPkとTRPA1発現の関係を,形態学的,生化学的および電気生理学的手法を用いて明らかにしていく。また、新たに手技を確立したqRT-PCR法およびフローサイトメトリーを用いマイクログリアの活性化状態を明らかにしていく予定である。
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