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2019 年度 実施状況報告書

超音波とマイクロバブルによるARONJの治療効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K17087
研究機関山梨大学

研究代表者

諸井 明徳  山梨大学, 大学院総合研究部, 講師 (60645141)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードARONJ / マイクロバブル / 超音波処置
研究実績の概要

当初はARONJモデルマウスでの実験計画を建てていたが、マウスではマイクロバブルをARONJ部位に停滞させて実験することが困難であった。そのために、ARONJモデルウサギの作成が必要となった。zoledoronate投与後に抜歯を行うことによりARONJモデルウサギを作成することが可能となっている。ARONJウサギモデルを使用することで抜歯部位でのマイクロバブルの停滞は可能となった。そのために、マイクロバブルを停滞させた状態で超音波処置を行うこととした。しかし、ARONJ部位にマイクロバブルを投与するためには完全閉創する必要があるが、閉創処置を行った後も創部が開くことが多数例生じた。そのために、完全閉創ではない状態でも超音波処置の前にマイクロバブルを投与することにより変化を観察することとした。採血Boxにモデルウサギを固定し、超音波処置を行う前にARONJ部位にマイクロバブルを投与して実験を行った。マイクロバブルありとなしでの超音波処置での比較を行ったが、有意差は生じていなかった。マイクロバブルが超音波処置の際にBox内でもウサギモデルの頭部体動によりマイクロバブルが停滞していないことが考えられた。この点を改善するため、鎮静を行い、開口器で開口状態を維持した状態でARONJ部にマイクロバブルを投与した。マイクロバブルが停滞しているのを確認し、超音波処置を行うことが可能となった。現在はこの実験による骨治癒を評価しているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

ARONJモデルウサギの作成は可能となったが、ARONJ部の軟組織での封鎖が困難であったことからマイクロバブルを安定して停滞させて超音波処置を行うことに苦慮した。そのために、実験の遅れが生じている。

今後の研究の推進方策

マイクロバブルの安定した停滞が可能となったと考えており、その治療効果の判定をしていく。

次年度使用額が生じた理由

当初の実験計画から変更が生じており、予備実験を繰り返しているために実験個体を多数にわたり使用しないために次年度使用額が増加した。
家兎を用いた多数比較の実験を開始していき、マイクロバブルのARONJに対する効果を検討する。そのため、家兎を1群5羽で4群での比較を行う予定としておりその効果を判定を行っていく。

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公開日: 2021-01-27  

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