研究課題/領域番号 |
18K17160
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
原 朋也 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (60782092)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 多血小板血漿 / 電荷電位水 / 歯槽骨再生 |
研究実績の概要 |
多血小板血漿Platelet-Rich Plasma(PRP)は自己の血液から調整される増殖因子を多量に含んだ血漿で骨再生、創傷治癒を促進させる効果がある。しかし、一方でPRPの効果は限定的で臨床的に安定しないという報告がある。その原因は従来の多血小板血漿(PRP)調整法で作成されたPRPには増殖因子を放出していない状態の血小板(すなわち未活性の血小板)を多量に有していると考え、新規ダブルアクチベート法を考案した。本新規ダブルアクチべート法は既存のPRP調整法で調整済みのPRPに対して、食品の消毒等で用いられる安全な酸化電位水システムで作成した酸性の酸化電位水を加えることでPRP中の増殖因子量を増加させる方法である。この方法によりPRPの作用を増強させ迅速かつ確実な歯槽骨再生を目指す。 2018年度は従来のPRP調整法で作成されたPRPに酸化電位水に加え、PRP中の増殖因子量の変化を測定し、至適酸化電位水量を調べた。 次年度は新規ダブルアクチべート法と従来法のPRPを用いて、in vitroで細胞増殖および骨分化の比較検討を行っていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2018年度は従来のPRP調整法で作成されたPRPに酸化電位水を加え、PRP中の増殖因子量の変化を測定し、至適酸化電位水量を調べた。また酸化電位水を加えることで酸性に傾いた多血小板血漿を中性化するために必要な至適アルカリ水量を調べた。
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今後の研究の推進方策 |
計画通り2019年度は新規ダブルアクチべート法と従来法の多血小板血漿を用いて、in vitroで比較検討を行っていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
購入を予定していた試薬が年度末に在庫がなく次年度発注になったため。次年度発注を行い適正に使用していく。
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