• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

三叉神経(痛覚特異的ニューロン群)のATPを介した炎症性疼痛の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K17179
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

黒田 英孝  神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (90755018)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード三叉神経節細胞 / 侵害受容性疼痛 / P2X4受容体 / P2X7受容体 / Panx-1チャネル / カルシトニン受容体様受容体 / アデニル酸シクラーゼ / cAMP
研究成果の概要

本研究は、三叉神経系におけるATP受容体を介した細胞内・細胞間コミュニケーションの詳細を検索した。ラット三叉神経節細胞には、P2X7受容体、Panx-1チャネル、P2X4受容体を介したATPの自己分泌機能がある可能性が示唆された。また、三叉神経節細胞間の相互作用も認めた。ラット脳微小血管内皮細胞には、アデニル酸シクラーゼの活性化によるGsタンパク質共役型受容体を介したシグナル伝達経路の存在が示唆された。
ATP、Ca2+、cAMPなどの細胞内シグナル伝達物質を介した三叉神経節細胞内・細胞間コミュニケーションが炎症性疼痛のメカニズムに重要な役割を果たしていることが示唆された。

自由記述の分野

外科系歯学(歯科麻酔学)

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は三叉神経の炎症による痛みに、ATPを介した細胞間コミュニケーションが関与する可能性と、周囲の血管におけるシグナル伝達経路がそれらの調節に関与する可能性を明らかにした。
本研究は、炎症性疼痛に対する新たな疼痛治療法の開発や疼痛管理の改善、患者のQOL向上に貢献できた。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi