未だに治療法が明確になっていないビスホスホネート による顎骨壊死(BRONJ)に対する新規の治療法として、間葉系幹細胞シートによる治療の検討を行った。これまでにラットによる実験で有効性の確認を行なっていたが、本研究で臨床研究を目指したトランスレーショナルリサーチとしてビーグル犬を用いた実験を行い、ラット実験と同様の有効性を示した。また、BRONJの病態の解明も十分ではないため、本研究で患者から採取した歯肉由来間葉系幹細胞を次世代シーケンサーによる網羅的に遺伝子解析を行った。その結果については今後報告予定である。
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