申請者らは根治的手術後の口腔癌患者を対象に、再発予防を目的とした術後アジュバントペプチドワクチン療法の医師主導臨床試験を行った。本研究では、この臨床試験において採取した末梢血単核球 (PBMC)を用いて、ペプチド抗原特異的なCTLの誘導の有無やPBMC中の免疫関連細胞 (NK細胞、M2マクロファージ、制御性T細胞など)をフローサイトメトリーで解析した。また、生検や手術によって採取した腫瘍検体中の免疫関連遺伝子の発現をNanoString Technologiesで解析した。さらに、血清中のIL-6濃度をELISAで解析した。今後はこれらの結果と臨床効果の相関について解析する予定である。
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