今後の研究の推進方策 |
CAGCre-ERTM; Runx2+/+; R26RTomatoマウスを用いて骨折モデルを作製し、タモキシフェン投与後のRunx2陽性細胞の挙動を確認する。組織学的解析(H-E/alcian blue二重染色、Masson’s trichrome染色、免疫染色(PCNA, SOX9, RUNX2, SP7, COL1A1、TRAP染色)、放射線学的解析(マイクロCT、軟X線)、DEXA法による骨密度測定を行う。in situ hybridization法により、軟骨細胞のマスターレギュレーターであるSox9、骨芽細胞のマスターレギュレーターであるRunx2、Sp7、骨芽細胞分化マーカーであるCol1a1、Ibsp、Bglap、脂肪細胞マーカーであるPPARγ、筋細胞マーカーであるMyoD等について、遺伝子発現分布を解析する。これらの知見をもとに、骨折治癒過程におけるRunx2機能のシングルセル解析を行っていく。最終的にはヘッジホッグシグナルの関与を合わせて検証し、Hh-Runx2連関について解明していくことを目指いしている。
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