研究初年度、EDAR遺伝子多型rs3827760とセファロ解析による下顎骨の前後的位置(SNB)、下顎骨骨長(CD-GN)、CBCT画像による左右下顎頭間距離(RCD-LCD)と統計学的な関連が見られ、報告を行った。 昨年度は本研究の短所として、CBCT画像の計測が非常に複雑であり、一検体における解析時間が挙げられることから、今後のサンプル数を増やすことを鑑みて、CBCT画像解析の自動計測に着手した。昨年度はシステムの開発にあたり計測方法や計測部位の選定を行い、本年度自動解析システムの開発を進め、概ね完成の見込みが認められる。 本計画が完成されると本研究ばかりでなく、今後のCBCT画像を用いた顎顔面形態の解析を行う研究において、大きな意義をもつものと考えられる。
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