本研究成果は、EDAR遺伝子多型rs3827760とCBCT画像の左右下顎頭間距離(RCD-LCD)との関連を報告しただけではない。形態の3次元的な解析は、今まで評価することのできなかった部位を評価できるため、より正確に形態の情報を得られる。一方で欠点として、一検体あたりにかかる解析時間が多くなるため、サンプル数を増やすことが難しかった。本研究ではCBCT画像の自動解析ソフトを開発する事で、一検体あたりにかかる解析時間を減少させた。この事で解析サンプル数を増加させる事が出来、より正確な顔面形態の解明、また遺伝子との関連を調べることで、将来の咬合異常の遺伝的病因を明らかにする。
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