児童虐待は小児人口100人あたり1人が通告されているという 非常に頻度の高い事象であるにもかかわらず、非小児科医の中で比較的小児診療を行っているような医師でも、本来気付くべき機会に気付けておらず、さらに気付いたとしても適切に対応が取られていない実態を明らかにした。なかでも、具体的に重い児童虐待事例には気付き対応が取られるが、軽症で主に支援的な対応を要する事例に対する気付き、初動の問題があることを明らかとした。これらの研究結果を基に、非小児科医向けのツールとして、米国で展開されいる研修プログラム”No Hit Zone"および”Play nicely"の翻訳公開を行った。
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