研究課題/領域番号 |
18K17322
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
多胡 雅毅 佐賀大学, 医学部, 講師 (20457469)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 転倒転落 / 院内転倒 / 転倒予測 / 医療安全 / 多施設前向き臨床研究 / 観察研究 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は我々の先行研究で開発された院内転倒転落予測式の検証を、異なる集団で行うこと、また国際的に使用され、有用性が証明されている他の日常生活動作や認知機能の評価指標と、日本でのみ使用されている日常生活自立度の関連性を明らかにすること、日常生活自立度の評価者間信頼性を評価することである。 2018年4~6月に本研究実施機関である、社会医療法人祐愛会織田病院と佐賀市立富士大和温泉病院それぞれに、医師、看護師、リハビリスタッフ、MSW、医療事務など他職種から成る研究チームを立ち上げた。転倒転落その他の項目の定義を明確に設定し周知徹底を行った。またデータ収集体制、いつデータ収集を行うかについてのルール、既存のデータ入力システムの改変、研究で実施する評価項目(日常生活自立度)や新たに導入する指標(Barthel Index、MMSE、ABCスケール、視力測定等)の測定・評価法の統一と教育を行った。また転倒防止策導入基準についても同一評価基準を用いるよう変更を行った。7月には社会医療法人祐愛会織田病院の倫理委員会で承認を得た。8月より医療イノベーション推進センター(TRI)と交渉を開始し、共同研究契約を11/15に締結し、研究解析に関する体制を強化した。データ収集のための研究補助員の選定を各病院で行い、8月と9月に研究試行期間を設け、データの収集、抽出方法、研究に関する問題点等を抽出し改善した。10月より本調査を開始しており、2019年3月現在、順調にデータ収集を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究チーム立ち上げ、データ収集体制の構築、倫理委員会での承認等に必要な期間を、提出した研究計画に記載していなかったため、本調査開始を4月から10月に変更した。準備期間は質の高い研究を行う上では必須であるため、やむを得ないと判断している。その後の調査は問題なく継続できており、当初の予定から6ヶ月遅れてはいるものの、順調であると判断している。2年目以降も研究計画書に記載している事項を問題なく遂行することが可能である。
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今後の研究の推進方策 |
2019年9月末までデータ収集を継続する。期間中は月に1-2回の各病院への定期訪問による、データ収集方法と収集状況についてのモニタリングを行い、問題が発生した場合は適切に対応を行う。10月以降、データを整理し、未入力や誤入力データのうち確認・修正可能なデータは修正し、解析を行う。その後チーム内で成果を共有し、結果を解釈する。必要があれば、二次解析を行い、論文作成を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度が学会発表等が多いため、繰越を行った。
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