研究課題
本研究は、現代の冠動脈カテーテル・インターベンション術(以後PCI:Percutaneous Coronary Intervention)を実施する医師に対して、術前背景情報から予測される患者個別の予知・予防可能な周術期三大合併症(可能ならば回避したい大量出血、腎機能低下、人工透析導入)の発症率を提示し、診療行為および転帰が変化するかを検証する疫学研究である。2019年度は慶應義塾大学病院および川崎市立川崎病院でのPCI診療実態を臨床研究コーディネーターとともに、電子診療録データを専用ウェブサイト上に構築された調査票へと登録実施した。リスク提示については慶應義塾大学病院では電子診療録システム内部のみで提示されるアプリを作成、川崎市立川崎病院では待機的なカテーテル治療を実施する症例のリスク提示について紙面上で担当される医師に対して提示する形式へと変更し、実施した。2020年度(COVID-19流行によりコーディネーターの立ち入り調査制限あり)、2021年度は慶應義塾大学病院、川崎市立川崎病院にてPCI実施症例のデータを電子診療録から専用ウェブサイトへの入力作業を進めた。リスク提示の影響については今後データ抽出によって検証する必要がある。
すべて 2021
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件)
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