研究課題/領域番号 |
18K17347
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研究機関 | 東京都立多摩総合医療センター(臨床研究・教育研修センター(臨床研究部)) |
研究代表者 |
田頭 保彰 東京都立多摩総合医療センター(臨床研究・教育研修センター(臨床研究部)), 感染症科, 医員 (70799668)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 救急外来 / 抗菌薬適正使用 |
研究実績の概要 |
救急外来における内服抗菌薬は諸外国では不適切な使用が多いことが指摘されているが、国内の報告が少なく、まずは東京の第3次医療機関における単施設の観察研究として、抗菌薬の適切性に関する評価を行った。結果として、諸外国同様に不適切な使用が多いことを、2019年にOpen Foruam Infectious diseasesに投稿し受理された。さらに、その不適切な因子として処方医側のファクターが判明した。 上記データを元に、処方医にフォーカスをあてた介入プランを策定し、介入研究を2019年10月まで実施した。現在、データのクリーニングが終了し、論文執筆の状況であるが、介入による適切率は改善し、不要な抗菌薬や不適切な抗菌薬は介入前後で優位に減少をした。 しかし、処方する薬剤の量などの細かい部分については本研究の介入では改善がなかった。抗菌薬適正使用プログラムにおいて、不要な抗菌薬が低下するだけでなく、副作用等の出現がないこと。適切な薬剤を適切な量で適切なタイミングで処方することが重要でありさらなる介入プランが今後必要であると考えられる。 しかし、本介入は医師1名が日頃の診療の中で介入が継続が可能であったことから、国内では人的確保が難しい、抗菌薬適正使用プログラムにおいて、少人数で継続可能な抗菌薬適正使用プログラムの1モデルとして参考になると思われる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症パンデミックにより、時間の確保が困難であるため。
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今後の研究の推進方策 |
時間の確保を確実にして論文の作成を進行させます。
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次年度使用額が生じた理由 |
介入のための備品購入が安く済んだこと、論文投稿予定であったが、新型コロナウイルス感染症パンデミックにより投稿が遅れたためである。
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