研究課題/領域番号 |
18K17354
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 松山大学 (2020) 岡山大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
長岡 憲次郎 松山大学, 薬学部, 助教 (40752374)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 機能性食品 / 動物実験 / 食物アレルギー |
研究成果の概要 |
【目的と方法】機能性食品として用いられるラクトフェリン(BLF)の免疫調節機能について検討を行った。雌のBALB/cマウスにAlumを用いた腹腔内投与後、抗原の経口投与を行い、その影響について測定した。 【結果と考察】BLF特異的IgG及びIgAは、Alumを用いることにより増加した。総IgAの違いは認められなかった。Alumとの共投与によって、特に腸間膜リンパ節における免疫細胞数が顕著に増加した。糞便中の細菌の割合は、Alumを用いることにより、BLF投与が顕著にBacteroidetes門の割合を低下させた。以上より、BLFは特定の条件において腸管免疫の機能に影響を及ぼす可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
公衆衛生学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
安全といわれる機能性食品成分であっても、体質によって予期しない作用を示す可能性がある。近年の健康志向の高まりにより、様々な成分を由来とする機能性食品が販売されているが、その作用メカニズムを理解することにより、市販サプリメントを安全に用いることができるようになることが期待される。
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