今後の研究の推進方策 |
液体クロマトグラフィー誘導結合プラズマ質量分析装置が現在は問題なく使用可能になったことから、まずは細胞の培養上清に含まれるヒ素代謝物の同定から進める予定である。代表者の手元には、MMA, DMA, TMAO, アルセノベタイン, DMMTAのように代表的なヒ素代謝物の標準品がいくつか存在することから、まずは未知の代謝物がこれらと同一であるかを確認する。次に、代謝物の種類と遺伝子の発現パターンを比較し、代謝に大きくかかわる原因遺伝子の探索を進める。最後に動物実験により組織特異性の高い影響マーカーを確認したい。
|