| 研究課題/領域番号 |
18K17365
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| 研究機関 | 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所 |
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研究代表者 |
坂田 淳子 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所, 微生物部, 主任研究員 (30455547)
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| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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| キーワード | Campylobacter jejuni / ギラン・バレー症候群 / モノクローナル抗体 / イムノクロマト |
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| 研究実績の概要 |
ギラン・バレー症候群（GBS）患者由来のCampylobacter jejuni O:19菌体から可溶性抗原を調製し，それを免疫したマウスを使って，常法により細胞融合実験を行った結果、3264クローンのハイブリドーマが得られた。ハイブリドーマのスクリーニングは，2株のO:19および6種類の他の血清型のC. jejuni菌体に加え、C. coli, C. lari, C. upsaliensisから調製した可溶性抗原を用いたELISAにより実施した。その結果、C.jejuni O:19に対して特異的な反応性を示すモノクローナル抗体産生ハイブリドーマが1クローン得られた。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成30年度に妊娠したため、妊娠障害等により予定していた実験ができなかった。
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| 今後の研究の推進方策 |
妊娠に伴う研究遅延があったため、平成30年度に予定していた内容を平成31年度に実行する。具体的には、開発を目指しているイムノクロマト法は，サンドイッチタイプの検出系であるため、まずC. jejuni O:19を平成30年度に作出した特異抗体と挟みこめるもう一つのペア抗体を作出する。ついで、作出した抗体を用いてC. jejuni O:19特異的イムノクロマト法を構築し、本法と既に開発済みのカンピロバクターのイムノクロマト検出系を組み合わせ，1本のテストメンブレン上でカンピロバクター感染とそれがC. jejuni O:19感染であるかどうかを迅速かつ簡便に診断可能なイムノクロマト法を構築する。さらに本イムノクロマト法を用いて，糞便乳剤（懸濁液）から直接カンピロバクタ ーとC. jejuni O:19を同時に検出する方法を構築し，その有用性を評価する。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
（理由）妊娠により、平成30年度に予定していた実験が実施できなかったため。
（使用計画）平成30年度に予定した計画を平成31年度に実施する。
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