研究課題/領域番号 |
18K17377
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
岩堀 敏之 滋賀医科大学, 医学部, 客員准教授 (80750249)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 栄養疫学 / 高血圧 / 塩分摂取 / カリウム摂取 |
研究実績の概要 |
当研究課題で設定していた当初の目標としていた論文化は既に済ませた為、研究内容の更なる深化を目的とした追加検討可能なスタディークエスチョンの議論を更に進めている。日本大学の荒川先生のグループとはUrinary sodium-to-potassium ratioとナトリウム摂取量やカリウム摂取量に関する関係性を食餌試験などによって検証し、追加で論文化できた(Ann Nutr Metab. 2021;77(5):289-298)。また、京都府立大学のチームとは原発性アルドステロン症に関するスクリーニングに本研究題目で検討したアプローチを応用できないか模索し、追加で論文化できた(Hypertens Res. 2021 Sep;44(9):1129-1137)。論文化した内容について当該分野の専門家から熱心なLetterが届き、新たなLetter執筆対応も実施した。今後もナトカリ比に関する議論を醸成することを目的とした論文化等を実施して行く。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
データ解析、学会発表、論文執筆は順調に進められており、成果物として当初予定していた論文化は完了し、新たな研究題目も付加した。さらなる付加の可能性を追究中。
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今後の研究の推進方策 |
Hypertension Research誌に採択された論文で得られた知見をより適用拡大するためにはどういうアプローチが採り得るか、新たなアプローチになり得るstudy questionを再定義した上で、新たな論文の創出を進めて行きたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ感染症の流行/拡大に伴う渡航制限や参加予定の国際学会の中止や延期によって計画の見直しを迫られた。また当初の想定以上に当該研究分野に研究者から関心が集まったため、研究計画の見直しを図り、追加の論文化対応が必要となった。
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