研究成果の概要 |
世界初の高度耐性株が報告された地域由来の淋菌のゲノムと薬剤感受性のデータを解析し、主要な薬剤耐性因子の系統的な分布を明らかにした上で、2つの主要な耐性菌の系統が相異なる進化をしてきた様相を明らかにした(Yahara et al, 2018, Microbial Genomics)。次に、日本を起源として世界へ拡散した耐性遺伝子の進化に焦点を当て、それが二段階の遺伝子の組み換えによって生じたこと等を明らかにした(Yahara et al, 2021, Genome Medicine)。さらに、検査センターと連携したスクリーニングにより、新型の耐性遺伝子が国内でまだ拡散していないことを確認できた。
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