褥瘡状態評価スケールとして広く普及しているDESIGN-Rが2020年に改定され、褥瘡の深さの評価に深部損傷褥瘡(DTI: Deep Tissue Injury)疑いが追加された。DTI疑いを同定する手法としては視診、触診、血液検査などが挙げられるが、これらでは皮膚内部を非侵襲・リアルタイムに可視化することができないため、エコーを用いたアセスメントが注目されている。本研究で開発したエコー教育プログラム及びエコー画像自動分類システムは、これまで基礎教育でエコーを学習してこなかった看護師が短時間で効率よくDTI疑いのアセスメント技術を習得することに役立つものと考えられる。
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